空想の域

あくまで個人の感想です

「CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!」 感想

2011年に5pb.より発売されたPSP用ソフト「CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!」の感想です。ネタバレがありますのでご注意ください。

 

「chaos; head noah」のファンディスクであり後日談。

野呂瀬との闘いの後、自身の心象世界で目覚めた拓巳が、何故か自分に好感度MAXなヒロイン達とともに、自身をこの世界に留める枷である「星来」を殺すべく奔走する。

 

 

拓巳はリア充になれるのか?

端的に言えば、本編ヒロインとのギャルゲ的展開を楽しむゲームです。

ポジティブ妄想トリガー引きっぱなしのようなシーンの連続ですが、シナリオの肝は「ここが拓巳の心象世界である以上ヒロインたちの好意も自身の妄想の産物なのかもしれない」という「CHAOS;HEAD」らしいもの。

グロや精神的に追い詰められる要素はないので、軽い気持ちで楽しめます。

 

精神的に追い詰められていた本編とは違い、リビドー全開な本作の拓巳は変態の精髄を極めすぎていてよりキモいです(褒め言葉)

いくら心象世界の中とはいえ、(拓巳からみて)三次元女子に対してあまりにオープンスケベで、本編拓巳が好きだった自分でも「ちょっとないわ(笑)」って思ってしまうくらいです。

もちろん、あくまで「(笑)」で済ませられる程度であって、この引くくらいのキモさが拓巳の魅力であることに変わりはないです。「星来ー!僕だー!結婚してくれー!」は吹きました。

 

システムは本編「chaos; head noah」と全く同じ。

今回は共通ルートが短いのでスキップ地獄にはなりませんが、相変わらずボイス再生時の間が気になります。効果音のタイミングがずれることもよくあります。

また、メニュー画面の背景色が水色から薄ピンクに変更されたため、バックログや用語集の文字が読みにくいのが辛いところ。クリアリストの背景は紺色なので、これじゃ駄目だったのかと。

 

 

ルート感想

EDは8つ。

ただ、どのルートも話の大筋は一緒なので、何度も同じ展開を見せられてだんだんとだるくなってくるのが玉に瑕。

新鮮な気持ちでプレイするためにも、お気に入りのヒロインを先に攻略する方がいいかもしれません。

 
梨深

「タクとタクミ、どっちが好きなの?」に対する答えが分かります。

「一人で抱えこんで空回り」というのは確かにそうなんだけど、それも拓巳のためを思ってのことだし、あんまり言ってやるなよ…と思ったり。

あと、本編よりアホの子になってる…?

 
七海

ハッピーEDでよかった!!七海が右手妄想攻撃を始めた時は嫌な予感がしたけど…今度こそハッピーEDで本当に良かったです。

拓巳が七海を心配する様子は本当の本当に下心なしなので、見ていてほっこりします(ちゅっちゅはするけど)

それにしても、「嫁であり妹」にはちょっと笑っちゃいました。

 
優愛/美愛

「Blue sky」ルートにおける優愛と美愛の話。

美愛は優愛ルートの途中で分岐しますが、内容はほぼコピペ。声優さんの演技は楽めますが。

しかし、一つだけ言いたいんだけど、眼鏡は飾りじゃないよ。

 

あやせ

ファンタズム再結成、やっぱりファンタズムは最高!!という話(なんか違う)

それにしても、星来と対峙し、即座に彼女の本質を見抜いたところを見ると、ギガロマニアックスとしては一番優秀じゃないのだろうか。

 

セナ

セナのお父さんへの想いが分かります。本編では波多野さんが亡くなったあとのセナの様子は描かれていなかったから、それが分かったのは嬉しい。

作中でもツッコミが入っていたけど、病み上がりからへそ出しの私服を着ているのには笑ってしまう。

 

本編の真っ赤な個別ルートが嘘のようなほのぼのとして内容でした。

でも、梢の本質的な部分は全く変わっていません。結局、支えてくれる人がいるかどうか、ということなのでしょう。

あと、拓巳は梢のことを普通に生きていけないと言っていたけど、お前が言うな(笑)

 

星来

実質バッドED。

でも、他のすべてのルートでヒロインと一緒に拓巳に「ちゅっちゅ」している以上、一番の勝ち組は星来たん。

 

 

おわりに

プレイ時間は19時間ほど。本編に比べるとかなりこじんまりしていますが、FDなのでそんなものでしょう。あんまり長々とやる内容でもないし。

本編の個別ルートはイチャイチャ的観点からすれば残念無念なものでしたが、今度こそハッピーエンドを拝めます。なので、お気に入りのヒロインがいて、変態紳士に寛容な方はプレイして見ると面白いのではないでしょうか。