空想の域

あくまで個人の感想です

『東京喰種 :re』10巻 感想

石田スイ『東京喰種 :re』10巻の感想です。ネタバレがあります。

 

 やっと「あんていく」メンバーが再集結、懐かしい絵面にほっこりします。

「人と喰種が分かり合う世界を作る」という目標を掲げ、金木が新組織「黒山羊」を立ち上げます。今まで色々なことがありましたが、ようやく原点に帰ってきました。構成員に喰種、捜査官、半喰種とみんな揃っているところに、黒山羊が今までの金木の歩みの集大成であることを感じます。

残る敵はピエロと旧多といったところでしょうが、彼らの目的は依然謎のまま。

リゼだっているし、一番気になるのは姿を見せていないヒデ。以前、金木に「カッコ悪くても生きろ」と言ったヒデだけど、みんながともに「生きる」ために立ちあがった金木に対して何を言うのだろう。

まだまだ物語がどう転んでいくのか分かりません。

 

そして西尾先輩の彼女、喰種支援団体を作っていたみたいです。そのことを察して涙を流す先輩…。この二人、本当にたまらん。ぜひとも幸せになってほしいな。

喰種と人間の相互理解ってものすごく難しそうだけど、金木以外にもその兆しが確実に芽生えている。西野さんもそうだし、ヒナミちゃんも、大っぴらにアキラを心配している滝澤にも思うところはあるでしょう。

平子と四方の会話もすごく良かったです。おまけ漫画を見ると、二人は意外と仲よさそう。

 

一方のCCGはボロボロで、頼れるのは鈴屋くらい。「大切なものには順序がある」って、いつの間にかめちゃくちゃ達観したものだ。

逆に心配なのは宇井特等。全てを失った上、完全に旧多に踊らされている。このままいいとこなしで終わってほしくないなぁ。

あと、黒磐がプロポーズした依子がトーカちゃんの友達の依子だってこと、全然気付かなかった(笑)金木&ヒデと同じく、トーカちゃんと依子も再開フラグでしょうか。

黒磐の結婚を瓜江がすごい気にしていたけど、瓜江の想い人は実はやばいことになってるし、誰も知らんところで三角関係になってる(政、瓜江、六月)し、自身の喰種化といい、父親のことといい、瓜江は完全に悲劇の主人公。頑張れ、瓜江。

 

今回も内容盛りだくさんで大満足でした。

カラオケでunravelを歌ったり、土山月山の頭にお花を挿したり、おまけで瓜江が添い寝されていたり、ネタ方面も良かったです。

物語もそろそろ終盤だと思いますが、まだまだ謎も多く、全然終わりそうにない(笑)次巻も楽しみに待ってます。