映画「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」感想

DVDも発売されましたので、昨年春に公開された劇場版遊戯王の感想を書きます。ネタバレがあります。

 

再び戦いの舞台へ

まず、遊戯王ファンとしては遊戯達が動いてるのをまた見られるだけで十分嬉しい。遊戯はちょっと凛々しくなったし、ポニテの杏子もかわいかった(二人はつきあってるのかな?)

何より、遊戯と海馬、二人のデュエル&共闘が見られるのが最高に嬉しいです。

 

デュエルシーンは、カード効果の説明や外野のセリフ(いわゆるフラグ)はあまりなく、モンスターのアクションがメイン。カードゲームでカードの説明を省くというのは結構大胆な演出ですが、せっかくの映画なので迫力重視にしたのは正解だと思います。

効果が気になる人はムービーパックを買って予習してくれということでしょう。

 

バクラは賑やかしくらいにしか出番がないだろうと思っていましたが、がっつりストーリーに絡んでくれて嬉しかったです。本当に千年リングはろくなことしないな(笑)

欲を言うなら、城之内のデュエルも見たかったし、墓守の一族にも会いたかったけど、そのあたりは尺の都合上仕方ないですね。現状でももうこれでもかってくらい濃い内容ですから。

 

 

海馬社長が主人公

今回の映画、実質的に海馬社長が主人公です。社長がアテムともう一度戦うという目的のために全速前進します。

ヘリからかっこよく飛び降りたり、地面から神を召喚したりとやりたい放題。連載開始から20年経っても社長は社長でした(笑)

新型デュエルディスクも、新ブルーアイズもめちゃくちゃカッコよかったです。

海馬役・津田健次郎さんの熱演もとにかく圧巻の一言。全編通して「喉は大丈夫かな?」と心配になってしまうほどの気迫のこもった演技で、特に「モンスターではない!神だ!」のシーンは痺れました。

社長というキャラへの愛が感じられて、見ている側としても嬉しくなります。

 

でも一番衝撃的なのはラストですよね。穏やかな終わりを迎えるのかと思いきや、そこは社長ですから、やると決めたことはなにがなんでもやります。

やっていることはめちゃくちゃなのに、何故かそれがかっこいい。社長ほどとんがっているにもかかわらず皆に愛されているキャラはいないのではないでしょうか。

自分の信念を貫き通す社長の生きざま、そして海馬コーポレーションの科学力にはただただ脱帽です。

 

 

藍神ィ…お前ホント可愛いなァ…

今作の新キャラ、藍神くん。

今まで色々なかたちで人の心の闇を描いてきた遊戯王ですが、今回は闇に堕ちたというよりは、より高潔で意識高い系な藍神くんが敵役というところが面白い。

その割には使用モンスターが禍々しいところがまた良いです。【方界】はデザインも回し方もかっこよくて好きです。まあ実際にはあんなにきれいに回らないけど…。

 

そして藍神といえば百済木。百済木といえば藍神。

ものの数分しかない出番であのインパクト。童実野町は本当に魔窟だな…。

CVのケンコバさんも「あってはいけないキャラ」と言っていましたが、まあ、遊戯王ってこういうものだよな。

 

 

おわりに

正直なところ、公開前は特典商法の露骨さに辟易し、原作から20年越しの続編ということにも不安な面はありました。が、それらはまったくの杞憂で、原作ファンの期待にこたえる素晴らしい内容でした。

作画も最高だし、BGMもDM時代のアレンジ、キャストのみなさんも当時のままです。

真面目な意味でもネタ的な意味でも本当に遊戯王らしい作品で、スタッフの皆さんの気合の入りよう、エンドロールの演出といい、本当に遊戯王は愛されているなぁ、と感じました。

一ファンとして、この映画に出会えて本当に良かったです。