『NARUTO -ナルト-』雑感 その1

NARUTO -ナルト-』の感想です。言いたいことが多すぎて全然まとまらないので、何回かに分けていつも以上にだらだらと書きます。

ネタバレがあります。

 

 波の国編

最高傑作…かどうかはさておき(だって後々にも面白い話がいっぱいあるし…)導入が終わって最初の長編エピソードとしては会心の出来だと思います。

諦めないド根性や孤独の悲しみ、忍とは心を殺して云々…などのテーマがしっかり盛り込まれていますし、なんといっても再不斬と白のキャラクター性がいいです。再不斬の戦法は後々に出てくるキャラと違って非常に忍者らしい(笑)

何より二人の死に様がとにかく強烈で印象的です。白が再不斬の盾になって雷切で貫かれるシーンは鬼気迫るものがありますね(後になって見るとリンを思い起こさせる構図ですが、狙っていたのかな)

後々になると戦闘の規模がどんどん大きくなって、死の描写も薄くなってゆくので(もちろん重要人物に関してはかなりしっかり描かれていますが)再不斬と白の最期と、人は大切なものを守りたいと思った時に本当に強くなれる、というメッセージは、より鮮烈な印象をもって思い出されます。

 

ナルトの幼少期

子供が自分のしているいたずらを「卑劣なこと」って表現するの、地味に凄いですよね(笑)いたずらをすると、やんちゃな子達の注目を集めるばかりか、大人もかまってくれますから、ナルトにとっては大事なことだったのでしょう。で、それを自分で卑劣って言うんですよ(笑)周りの大人が言っていたのかなぁ…。卑の意志ですね。

気になるのは、アカデミーの卒業試験に落ちているナルトがなぜサスケやサクラと同期なのか、ということです。二人は同い年ですし、成績優秀なサスケやサクラが落ちるとは思えませんからね。

ナルトだけ入学時期が違うのでしょうか。家族がいなくて一人で生活しているので、とりあえず学校に入れてイルカ先生などが面倒を見てやるというのは理に適ってはいますけれど、他の大人はみんなナルトを忍者にしたくなかったようなので、入学に際してはかなりごたごたがありそうですよね。

そもそも少し前まで戦争をしていた里なのですから、孤児院くらいありそうですが、そういった施設への入所もなかった。やはり九尾とは関わり合いになりたくないからと拒否されたのかな。それでちょっと悪いことをすれば見つけ次第殺るぞ、と。

いくらイルカ先生や一楽のおっちゃんがいてくれたとしても、これだけの仕打ちを受けて闇堕ちしないのは聖人と言わざるを得ない。やはり天才…。

 

初期のサスケ

割と表情豊かで、意地っ張りで、歳相応の可愛げがあります。仲間なんぞ足手まといなのでいらんと本気で思っていたのは最初期くらいじゃないでしょうか。それからはずっと、仲間たちとともに真っ当な人生を送ることと、兄貴に復讐することの間で迷っていたのかな。

「嫌いなものはたくさんあるが好きなものはない」という中二病極まる素晴らしい自己紹介は、我々も人生で一度くらいは真似てみたい。ですが、現代にはSNSがあって、「こんな痛い奴がいた」ってめちゃくちゃ拡散されるのでやめましょう。サスケ君の場合は、聞いていたのがたったの3人であることが不幸中の幸いです。

 

サクラちゃん

あらためて第一部を読み返すと、サクラちゃんにあんまり人気がない理由が分かる気がする…。まともに戦っているのは中忍試験予選のいの戦くらいで、あとはナルトとサスケの名前を呼んでいるだけ。こういうキャラって基本的に好かれませんよね…。

そもそも第一部の女の子キャラは大体みんな恋愛脳というか、サスケに惚れるためにいるような感じがします。テマリですらサスケのことをいい男って言ってるし。

第二部では女の子たちもそれぞれの道を歩んでいて、サスケを想い続けることがサクラちゃんのキャラクターとして確立したと思います。

戦闘の面でも、第一部では本当に基本的な術しか使ってませんでしたが、第二部では幻術タイプという設定を破棄して怪力と医療忍術を身につけ、最終的には同期メンバーの中でも飛び抜けて強くなりましたね。もともと特殊能力もなく名家の生まれでもないことを考えれば、一番伸びたキャラなのではないでしょうか。

ところで、師匠の綱手様が怪力でスサノオを粉砕していましたが、サクラにもあれができるのでしょうか。できるとしたら、サスケとの夫婦喧嘩が相当凄いことになりそうですが……喧嘩なんてしないんだろうなぁ。

 

 

続く。