10年前に買ったSO3で遊ぶ

タイトル通り、10年ほど前に購入してボスに勝てずに放置し続けた「スターオーシャン Till the End of Time」をようやくクリアしたのでその感想を書きます。

ネタバレがあります。

 

ストーリーについて

基本はSFですが、物語の大半は文明レベルが中世並みの惑星で展開されます。結局剣と魔法的RPGかな、と思いますが、よくある中世ファンタジー風の世界に突如として宇宙戦艦が乗りつけてくるという、他ではあまり見られない絵面が拝めて面白いです。

全体的にテンポの良いストーリーで、特に中盤以降は主人公や世界の正体が徐々に明らかになり、特に楽しいです。

 

終盤(というか世界の正体)については、巷では賛否両論のようですが、個人的には好きな展開ですね。創造主によって定められた運命から自らを開放する、というテーマは割と王道だと思っています。

ただ、創造主といっても本作においてはゲーム会社のオーナーですし、ゲーム作品で「ゲームの中の世界でした」というオチはメタ的な感じがしてがっかりする人の気持も分からなくはないです。執行者に突っ込んでいくアクアエリーには燃えましたが、要するにバグ対バグ修正プログラムですから…。

しかし、FD人からしてみれば、今まで単なるゲームキャラだったものを突然自分達と同等の存在として認めるのは難しいでしょうし、かと言ってフェイト達もみすみす滅びを受け入れる訳にはいかないので、そういう意味では色々考えさせる結末ですね。

それにしても、オーナー死亡の上、主力製品(?)のエターナルスフィアもデータクラッシュでサービス終了となると、スフィア社の経営も危ういですね。自社ビル売却待ったなしでしょうか。

 

任意メンバーはネルとアルベルを入れました。この二人はキャラ的にも能力的にも好きです。そもそも、序盤から中盤までずっとパーティメンバーだったネルが任意メンバーで後半からぽっと出のソフィアが固定メンバーってどうなのよ(笑)

ソフィアも決して存在感が薄いわけではないのですが、ゲームだとどうしても戦闘に参加するパーティメンバーに愛着が湧いてしまうんですよね。

アルベルも、常識人の多いパーティの中で明らかに一人浮いてるのが、見ていて何となく面白いです(笑)

 

演出について

音楽はテイルズでおなじみ桜庭統氏の作曲で、全編通してかっこいい。お気に入りは聖殿カナンと、代弁者戦と、そしてラスボス戦の曲です。

グラフィックも恐らくPS2ではクォリティの高い部類だと思います。デザイン的には、ファイアウォールや螺旋の塔の未来的な雰囲気が好きですね。

ですが、ED(スタッフロールの後)は、演出が明らかに手抜き。それとも誰かとペアのEDになればちゃんとしたものが見れたのでしょうか?何にせよ、せっかく最後なんだからもう少し頑張ってほしかったです。

 

システムについて

雑魚敵が結構強いです。アクションゲーが得意じゃないので、終盤はひたすら黒鷹旋をぶん投げていました(笑)

戦闘に関してはアイテムクリエイションを活用するかしないかでかなり難易度が変わるようです。最後の最後で螺旋の塔から引き返し、金にものを言わせて作成されていないアイテムを片っ端から作って特許申請しましたが、そうやって使うものではなかったようです(笑)

レベルでゴリ押しから、鉄パイプでラスボスを袋叩きにするまで、幅広いプレイスタイルに対応できるという点では、難易度調整は絶妙ですね。

クリア後ダンジョンやバトルコレクション等のやりこみ要素が多いので、遊ぼうと思えばかなり長く遊べます。

 

3回くらいフリーズしました。が、私のPS2がかなり歳なのでソフトが原因なのかハードが原因なのかは分かりません。

 

おわりに

プレイ時間60時間ほどでクリアしました。

私はクリアできずに詰まったゲームはそのまま売ってしまうことがほとんどなのですが、これだけはなぜか10年も取ってあったので、当時の自分としても思うところがあったのでしょう。

人を選ぶ部分もありますが、全体的にクォリティも高く、良作だと思います。動くPS2がある人はぜひどうぞ。