『干物妹!うまるちゃん』1~8巻

サンカクヘッド干物妹!うまるちゃん』8巻までの感想です。ネタバレがあります。

 

 正直、読む前は「家うまるはかわいいけど、結局ハーレムものだろ」って思っていました。ごめんなさい(土下座)

本作はタイトル通りうまるが主人公です。うまるがお兄ちゃんにちょっかいかけたり、うまるが学校の友人と遊んだり、うまるがぐーたらしたりする話です。妹萌え作品ですが、お兄ちゃんが主人公ではないのです。

とはいえ、お兄ちゃんであるタイヘイはうまるから絶大な信頼を得ており、海老名や叶から好意を寄せられているので、いわゆるハーレム作品の主人公的キャラと言えなくもないのですが、タイヘイはこの手の作品にありがちな「何でこんな奴がモテるの?」というキャラじゃないんです。仕事もして、家事もして、うまるの世話もして、その上、見た目もよく、頭もよく、社交性もあり、妹思いでしかもそれらをまったく鼻にかけないという完璧ぶり。友人も面白い奴ばかりです。

 

要するに、『うまるちゃん』には嫌な奴は登場しません。優しい世界です。むしろ、うまるが一番どうしようもない性格をしているくらいなのですが、それでもうまるはかわいいです(笑)

厳しいことを言いながらも何だかんだうまるのわがままを聞いてしまうお兄ちゃんと、好き放題やっているけどちゃんとお兄ちゃんのことを大切に思っているうまる。この関係性がもう本当に最高なんですよ。

海老名ちゃんや切絵ちゃんももちろん好きなんですが、やっぱりお兄ちゃん回が一番好きです。

 

ハム次郎、ハム三郎やネコロンブス等のマスコットキャラクターもかわいいです。「うまるが家でかぶっているあれ」も、よく見るとうまると表情が連動しています。また、作中での漫画、アニメとして現実の人気作品のパロディがたくさん出てくるなど、色々と芸が細かいです。

うまるの脳内会議では家うまるにもレパートリーがあって、これまたかわいい。私は、眼鏡をかけているうまると、独眼竜うまるが好きですね。

あと、所々に出てくるよく分からない擬音が好きです。お気に入りはハム次郎、ハム三郎やメタルニャンコスの「オウン オウン」と、ハム次郎たちがご飯を食べる時の「もっもっもっ…」

話の本筋とは関係ない部分ですが、毎回色々なネタが仕込まれているので、とにかく見ていて楽しいです。この賑やかさがたまりません。

 

そんな『うまるちゃん』ですが、最近は海老名ちゃん達と4人で遊びに行くことも増えて、うまるのグータラオタク要素の描写も減ってきました。

確かにうまるが成長しているとも言えるのですが、グータラしてお兄ちゃんにどやされるうまるちゃんが好きだった私としてはちょっと複雑ですね(笑)また、ギャグ要素が抜けてほのぼのだけになると、正直ちょっと退屈です。

外うまると家うまるが同一人物であることをみんなに話すかどうか悩む回がありましたが、あのあたりも含めて今後どういう方向性で話が進んでいくのかが気がかりです。

ヒカリちゃんが出てきた時ちょっとシリアス展開っぽくなりましたが、個人的にはのんびりとした日常が続いていけばいいなぁ、と思います。

 

うまるが「ぬへへ~」って笑う顔が本当に幸せそうで、純粋というか、邪気がない感じで、大好きなんです。

うまるに限らず、サンカク先生の描くキャラの笑顔はみんな心から幸せそうで、癒し効果が凄い。だから、面倒くさい話は抜きにして、これからも食う寝る遊ぶの三連コンボで過ごすうまるちゃんたちを見ていたいですね。